ハリー・ポッターに欠かせない魔法の呪文。
ハリポタgoからハリポタを知った人は呪文の意味がよくわからないってこともあると思います。
ハリーや仲間たちがよく使う呪文や闇の魔法使いが使う呪文、あったら便利だと思う呪文、いたずらなんかに使うちょっと面白い呪文などその数はなんと100以上もあります。
我が家でも数年に一度やってくるハリー・ポッターブームのときは、手づくりの杖で呪文を唱えて遊んでいます。
今回はそんなたくさんある中から選りすぐりの呪文を紹介します。これを知っていればハリポタ通になれるかも?
ハリー・ポッターの有名な呪文【有名・基本編】
エクスペクト・パトローナム(Expecto patronum)守護霊よ来たれ
USJのCMでも言っていたこの呪文はハリーポッターに詳しくない人でも知っているのではないでしょうか。
呪文の中でも基本中の基本というべき有名な呪文ですね。
「アズカバンの囚人」でリーマス・ルーピン先生から学んだ強力な防衛呪文で吸魂鬼(ディメンター)を追い払うことができます。
守護霊を創り出すためには最も幸せな記憶を思い浮かべる必要があり、より幸せな記憶がより強い守護霊を生み出します。
なお守護霊の形状はその人によって違う動物(魔法動物)になります。
ハーマイオニー:カワウソ
ロン:犬(テリア)
ダンブルドア:不死鳥
スネイプ:雌鹿
ルーナ:うさぎ
ジェームズ:牡鹿
リリー:雌鹿
エクスペリアームス(Expelliarmus)武器よ去れ
初登場は「ハリー・ポッターと秘密の部屋」。スネイプとギルデロイ・ロックハートの決闘シーンでスネイプが使いました。
呪文の言葉通り相手の持っている武器を吹き飛ばす武装解除呪文です。闘いの時に相手の杖を奪うために使われます。
ハリーはこの呪文が得意でシリーズの中で一番よく使われた呪文です。
「死の秘宝」でヴォルデモートを破ったのもこの呪文です。
ウィンガーディアム・レビオーサ(Wingerdium Leviosa)浮遊せよ
ハリーが1年生の時に習った物体を浮遊させることができる呪文です。
この呪文も結構有名で知っている人も多いと思います。
発音がやや難しいのでロンは失敗していましたが、ハーマイオニーは完璧に使いこなしていました。
「秘密の部屋」でポリジュース薬を使うため、この呪文で浮遊させた眠り薬入りのお菓子をクラップとゴイルに食べさせる場面があります。
そのお菓子を食べて眠ってしまった二人に「あいつらどこまでバカなんだ」とロンがひとこと言うところが個人的に気に入ってます。
ルーモス(Lumos)光よ
杖の先に明かりを灯す呪文です。
「ルーモス・マキシマ」はより強い光を灯すときに使います。
暗闇でもすぐ明かりが灯せてとても便利。私たちのスマホのライトみたいなものですね。
ちなみに灯を消すことができる「火消しライター」という魔法道具もあります。
創造者はアルバス・ダンブルドアでのちにロンが所有します。
灯を消したり点けたりだけじゃなく、所有者が行く必要のある場所へ導いてもくれます。
「死の秘宝」でロンがこの道具を使い、一度離ればなれになったハリーのところまで導きました。
アクシオ(Accio)来い
離れた物体を自分のもとへ引き寄せる呪文で4年生の魔法学で習います。
アクシオの前後に呼び寄せたい物体の名前を言って「アクシオ〇〇」でも引き寄せることができます。
この呪文で思い浮かべる場面は「炎のゴブレット」で三大魔法学校対抗試合の一つ目の課題の時。
ドラゴンと戦いながら「アクシオ、ファイアボルト!」と唱え、ハリーの箒ファイアボルトに跨り戦いに飛び出していくのです。
これから始まる三大魔法学校対抗試合がどうなるっていくのかという不安と期待でドキドキワクワクするこの場面にぴったりとはまったこの呪文はとても印象深く残っています。
ハリー・ポッターの有名な呪文【闘い編】
ステューピファイ(Stupefy) 麻痺せよ
この呪文は物語がだんだんシリアスになっていく「不死鳥の騎士団」から頻繁に登場します。
戦闘シーンでよく使われ相手を麻痺、気絶させる攻撃呪文です。
ハリーたちが結成した「ダンブルドア軍団」も必要の部屋でこの呪文を訓練していました。
デスイーターたちは「許されざる呪文」で攻撃してきますが、ハリーたちはこの呪文で戦っています。
相手を麻痺、気絶させるのだから最も強い攻撃呪文だと思います。
レダクト(Reducto)粉々になれ
対象となる物体を爆破して粉々にする呪文です。
この呪文も「ダンブルドア軍団」が必要の部屋で訓練した呪文のひとつ。
パーバティ・パチルが机を粉々にしてしまいました。
また魔法省神秘部の戦いでハリーやジニー、ロン、ハーマイオニーがこの呪文で予言玉を粉々にしました。
映画ではジニーだけがレダクトを使っているのでジニーの印象が強いです。
ペトリフィカス・トタルス(Petrificus Totalus)石になれ
全身金縛りになる呪文です。
意識や思考は保たれますが、声帯や舌が動かせないので話すこともできません。
初登場は賢者の石を探すために夜に寮を出ようとしたハリーたちを止めるネビルにハーマイオニーが使いました。
その石にされた経験のあるネビルが今度は「不死鳥の騎士団」で死喰い人にこの呪文を放っています。
人を全身金縛りにするなんて結構過激な呪文だと思うのですが、ホグワーツ1年生で使えるくらい簡単な呪文なのかハーマイオニーがすごいのかどっちなんでしょうね。
セクタムセンプラ(Sectumsempra)切り裂け
「半純血のプリンス」スネイプが発明した敵を切り裂き重傷を与える危険な呪文です。
切り傷程度のときもあれば体の部位を切り落としてしまう場合もあります。
ハリーが何も知らずにドラコ・マルフォイにこの呪文を命中させ血だらけにしてしまいます。
またジョージ・ウィーズリーが左耳を失ったのもこの呪文のせい。
スネイプが死喰い人に放った呪文がそれてジョージの左耳にあたってしまったのです。
プロテゴ(Protego)護れ
あらゆる呪文、矢などの物理的攻撃から身を守る盾の呪文ですが「許されざる呪文」には効きません。
強い魔法使いほど強い護りを作ることができます。
「死の秘宝」のホグワーツの戦いでフリットウィック、モリー、スラグホーンが「プロテゴ・マキシマ」という呪文を使いホグワーツ魔法魔術学校を護る場面があります。
マキシマをつけるとより強力になりますが強い魔法使いでなければ使えません。
またハリー、ロン、ハーマイオニーが分霊箱探しの旅に出ているときに「プロテゴ・トタラム」という呪文を使用しています。
これもプロテゴより強力な見えない盾でその中にいる人を護っています。
またハリポタgoの魔法使いチャレンジ(砦)で相手の攻撃から身を守るのに使う呪文です。
この戦闘での防御はスピードが大切です。なぞるタイミングが遅いと相手の攻撃で大ダメージをうけてしまいます。
プロテゴの呪文が出たらスピード重視で正確になぞるのがコツです。
ハリー・ポッターの有名な呪文【便利編】
アロホモーラ(Alohomora)開け
鍵のかかったドアや窓を開ける開錠の呪文でハリポタgoにもでてきますね。
別名泥棒の強い味方。でも魔法がかかっている扉にこの呪文は効きません。
「賢者の石」でハーマイオニーが3階の禁じられた廊下の扉を開けるときに使っています。
また映画オリジナルの呪文になりますが「システム・アペーリオ」箱よ、開けという呪文もあります。
「秘密の部屋」でハリーがトム・リドルの日記で見た記憶の中に、アラコグが入った箱を開ける場面に使用しています。
我が家ではなぜかこの呪文にはまり子供たちがやたらシステム・アペーリオしている時期がありました。
オキュラス・レパロ(Oculus Reparo) 眼鏡よ、直れ
眼鏡をよく壊すハリーにとってなくてはならない呪文です。
ハリーたちが入学の日、ホグワーツ特急の中で出会ったハーマイオニーにこの呪文で壊れた眼鏡を直してもらいました。
本を読んだだけでまだきちんと教えてもらっていない呪文を使いこなせているハーマイオニーの優秀さが伺えます。
レパロは直れという呪文で、作中ではレパロを唱えて壊れたものを直していました。
オブリビエイト(Obliviate) 忘れよ
「秘密の部屋」で登場するギルデロイ・ロックハートが使った呪文です。
勲三等マーリン勲章などの輝かしい賞を授与され魔女たちに大人気のギルデロイですが、実はこの呪文を使って本当に手柄を立てた人の記憶を忘れさせすべて自分の手柄にしていたろくでもない人物です。
ギルデロイはお世辞にも呪文が上手いとは言えません。
そんな彼が唯一得意なのが「オブリビエイト」なのです。
秘密の部屋に行く途中でロンの杖を奪いロンに向けてこの呪文を唱えますが、ロンの杖は折れていたので呪文が逆噴射し、結局ギルデロイは自分が誰なのかさえも全て忘れてしまい聖マンゴ魔法疾患傷害病院で長期入院中になっています。
誰にでもある黒歴史などは忘れることができて便利そうですが間違うと自分の記憶もなくなってしまうちょっと怖い呪文ですね。
パック(pack)詰めろ
トランクに荷物を詰めて荷造りする呪文です。
ニンファドーラ・トンクスが使っていましたが彼女はこの呪文が苦手。
得意な人はトランクの中にきれいに服がたたんで詰めることができます。
旅行の時の荷造りがあっという間にできそうでとても便利な呪文ですね。
ハリー・ポッターの有名な呪文【面白ネタ編】
リクタスセンプラ(Rictusempra) 笑い続けよ
「秘密の部屋」の決闘クラブでハリーがドラコ・マルフォイに使いました。
この呪文をうけたマルフォイは動けなくなるくらい笑い続けました。
使われる場面は同じ決闘クラブでハリーがこの呪文を使うとマルフォイはくるくると回転しながら宙を舞って吹き飛ばされました。
デンソージオ(Densaugeo) 歯呪い
「炎のゴブレット」でドラコ・マルフォイがハリーにこの呪文を放つが、ハリーも抵抗して鼻呪いの呪文を出しました。
両方の呪文がぶつかり近くにいたハーマイオニーにあたりビーバーのような大きな前歯になってしまいます。
ハリーが放った鼻呪いはゴイルにあたりました。
大きくなった前歯を治療してもらうときに、もともとコンプレックスだった大きめの前歯を元より小さめに直してもらってコンプレックスを解消しました。
サーペンソーティア(Serpensortia) ヘビよ出よ
「秘密の部屋」の決闘クラブでドラコ・マルフォイがこの呪文でヘビを出します。
呪文があまりうまくないギルデロイ・ロックハートがヘビを消そうとしますが案の定失敗しヘビは巨大化します。
そこでハリーが周りにいる生徒たちに危害を加えないように蛇語(パーセルタング)でヘビに話しかけます。
ハリーが蛇語を話せることを知らなかったみんなはびっくり。蛇語なんて魔法使いや魔女なら誰でも話せると思っていたハリーもびっくり。
なぜなら蛇語はサラザール・スリザリンの子孫しか使えないからです。
蛇語を話せない普通の人が聞くと「シューシュー」としか聞こえず何を言っているのか理解はできません。
ダンブルドアは蛇語を理解できましたが話すことはできませんでした。
ハリー・ポッターの有名な呪文【許されざる呪文編】
インペリオ(Imperio) 服従せよ
相手を思いのままに操れる服従の呪文です。
操られると最高に幸福な気分になり普段できないことでもやってのけます。
強い精神力があれば命令に背くこともできます。
ヴォルデモートにや闇の魔法使いはこの呪文で多くの魔法使いを服従させました。
第三者からは操られているのかどうか見分けるのが非常に難しく、ルシウス・マルフォイもヴォルデモートに服従させられていたと言い逃れしています。
クルーシオ(Crucio) 苦しめ
相手に耐えがたい苦痛を負わせる磔の呪文です。
ネビル・ロングボトムの両親はこの呪文で拷問され精神に異常をきたし聖マンゴ魔法疾患傷害病院に送られることになりました。
ベラトリックス・レストレンジがハーマイオニーに呪文を放ち苦痛を負わしています。
またハリーもベラトリックスに命中させましたがベラトリックスはひっくり返っただけでした。
主に闇の魔法使いが使っていますが3つの許されざる呪文の中で一番多く使われています。
アバダ・ケダブラ(Avada Kedavra) 一撃で相手の命を奪う「死の呪い」
この呪文が当たると痛みや傷もなく死を迎えます。
非常に強力な呪文で未熟な魔法使いが使っても死に追いやることはできません。
またプロテゴなどの護りの呪文は効かず、唯一の反対呪文が愛の魔法を使った犠牲の守りです。
リリーがヴォルデモートに殺されるときこの呪文でハリーを守りました。
また「秘密の部屋」の終盤でハリーの靴下を挟んだトム・リドルの日記をルシウス・マルフォイが屋敷しもべ妖精のドビーに渡し、それによってドビーは自由の身になりました。
勝手にドビーに靴下を与えたハリーに激怒したルシウスは杖を抜き「アバタ・・・」まで言いかけましたが、ドビーによって吹きとばされてしまいます。
何も知らない2年生のハリーに死の呪文をかけようとしたルシウスはほんとにとんでもない奴だと思います。
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