こんにちは!ハリポタ大好きなミチです。
ハリーポッターってハリーたちの成長や闇の魔法使いとの戦いがメインのテーマですが、もうひとつ、外せないものがあります。
そう!魔法界のスポーツ「クィディッチ」です。
ほうきで飛ぶことが得意なハリーにぴったりのスポーツで、映画やUSJのクィディッチのシーンはハラハラドキドキしっぱなしです。
でも映画や原作ではルールや人数など詳しいことはあまりよくわかりませんよね。
そこで今回はクィディッチについて詳しく徹底解明していきたいと思います。
ハリーポッターのクィディッチとは?
クィディッチとは魔法界で大人気のスポーツのことです。
箒に乗って飛び回り、それぞれのポジションで役割をはたします。とても凶暴で追いかけまわしてくるボールがあるので常に注意をしなければならず、シーカーはその間を縫って金のスニッチをキャッチしなければいけません。
そしてシーカーが金のスニッチを捕まえたらそこで試合終了になります。
とまぁここまでは原作や映画を見ていたらわかることなんです。
でもクィディッチのルールや人数、歴史などは詳しく書かれていないので、しっかりクィディッチを理解している人は少ないと思います。
そこでホグワーツ校指定教科書にもなっている「クィディッチ今昔」を読んで、クィディッチについて勉強しました。
クディッチの基本情報
現代のクィディッチの縦約150m、横約25m、中心に約60cmの円があるピッチで行われます。3人のチェイサー、2人のビーター、1人のシーカー、1人のキーパーの1チーム7人でプレイします。
選手1 シーカー
片手または両手を離して箒に乗れる能力があって、選手の中で最も軽量で早く飛べる人がシーカーになります。
シーカーは非常にすばしこい黄金のスニッチを捕まえることだけに集中すればいいポジションです。
スニッチを捕まえることさえできれば、負ける寸前の試合でも逆転勝利に持ち込むことができるので、シーカーはとても重要なポジションです。
華やかなポジションですが、敵から一番妨害されるのもシーカーなので、大きなけがを負うこともあります。
選手2 ビーター
ビーターはチームに2人いて、役割はブラッジャーをたたいて自分のチームの選手からできるだけ遠くに飛ばすことです。
ブラッジャーは2つあり、どの選手にも無差別に追いかけるように魔法がかけられており、バットを使って味方の選手を守ります。
凶暴なブラッジャーを追い払うので肉体的に相当頑丈な選手が求められます。そのためほかのポジションと違い、魔女より魔法使いが担うことが多いです。
選手3 チェイサー
チェイサーは1チーム3人でクアッフルという直径12インチ(30センチ)で縫い目のない赤いボールを投げ合い、ゴールの輪に入れる役割です。
ゴールのどれかひとつに入ると10点獲得になります。
チェイサーがクアッフルを取り損なうたびに、地面に向かって急降下して拾わなくてはいけないことに、だんだんいら立ちを募らせるようになったので、デイジー・ペニフォールドという魔女が、水の中に沈むときのようにゆっくり落下する魔法をかけました。
これによりチェイサーはクアッフルを空中で捕まえることができるようになりました。
それ以降現在もこのペニフォールド・クアッフルが使われています。
選手4 キーパー
キーパーは自分のゴールにクアッフルが入らないように守るのが役割です。
13世紀頃はチェイサーのような枠割も果たしていたとみられます。つまりキーパーが得点を上げた後で素早く味方のゴールに戻り、相手が得点するのを防ぐこともありました。
キーパーの役割はその時代によって変化しており、1620年には競技場にスコア・エリアが決められ、キーパーはその内側にとどまってゴールを守るのが良いとされていました。
ルール
1750年に魔法ゲーム。スポーツ部が設立されルールが規定されました。
1.選手の飛行の高さに制限はないが、地上の境界線から外に出てはいけない。境界線をこえた場合、クアッフルは相手チームのものになる。
2.キャプテンは審判に「タイム」を要求でき、この時だけは地上に足をつけてもよい。試合が12時間以上続いた場合、タイムは2時間まで延長できる。2時間たっても戻ってこなければ失格になる。
3.審判はペナルティを与えることができる。チェイサーがペナルティ・スローをするときは中央サークルからスコア・エリアに向かって飛ぶ。その時、相手チームのキーパー以外はずっと後ろに下がっていなければいけない。
4.ほかに選手がもっているクアッフルを奪い取ってもよいが、プレーヤーの体のどの部分もつかんではいけない。
5.けがをしても代わりの選手は出せない。けがをした選手が欠場のまま試合続行となる。
6.試合中杖を携帯してもよいが、相手チームの選手、ほうき、レフリー、ボール、観客に向けて使用してはいけない。
7.黄金のスニッチが捕獲された時と両チームのキャプテンが互いに合意した時のみ、試合終了となる。
これがクディッチのルールですが、ルールは破られるためにあるものです。
魔法ゲーム・スポーツ部の記録では700もの反則がのっていますが、その全部が、1473年、第1回ワールドカップの優勝戦で行われたことが知られています。
完全な反則リストは魔法使い一般には公表されていませんが、最も一般的な10の反則があります。
一般的な10の反則
名称 | 該当ポジション | 解説 |
ブラッギング | 全選手 | 相手の箒の尾を捕まえて、速度を落とさせたり、邪魔をしたりする |
ブラッチング | 全選手 | わざと衝突するつもりで飛ぶ |
ブラーティング | 全選手 | 相手をコースからはずれさせるため、敵の箒の柄をつかんで固定する |
バンフィング | ビーターのみ | ブラッジャーを観客に向けて打ち込み、審判員が観客保護に駆け付けるために、試合が中断されるのが狙い。敵のチェック得点するのを防ぐため、悪質な選手が時々使う |
コビング | 全選手 | 相手の選手に対する過度なひじの使用 |
フラッキング | キーパーのみ | クアッフルをたたきだすため、体の一部をゴールの輪の中に入れること。キーパーは輪の後ろからではなく、前にいてゴールを守らなければいけない |
ハバーサッキング | チェイサーのみ | クアッフルを持ったまま、輪に手を突っ込む(クアッフルはゴールに投げ込まなければならない) |
クアッフル-ポッキング | チェイサーのみ | クアッフルに細工する。たとえば穴を空けて早く落下する、またはジグザグに進むようにする |
スニッチニップ | シーカー以外の全選手 | シーカー以外の選手は、スニッチに触れてもつかんでもいけない |
スツージング | チェイサーのみ | スコア・エリアに、一度に2人以上のチェイサーが突っ込むこと |
クィディッチの歴史
クィディッチの歴史は11世紀までさかのぼります。
クィアディッチ湿原の周辺に住んでいた魔女が日記を書き残していて、今はロンドンにあるクィディッチ博物館に所蔵されています。
日記にはその時からすでに革製のボールを使っていたこと、ゴールで得点を得る形をとっていたこと、ブラッジャーの原型もちらりとあったことが書かれていました。
それから1世紀の間このスポーツについて触れたものは何もなかったのですが、約100年後グッドウィン・ニーンという魔法使いが書いた手紙に登場します。その手紙に書かれていた内容から、100年の間にこのスポーツがイギリス中に広がり、かなり発展していたことが伺えます。
チェイサーやブラッジャー、ビーターらしきものが出来つつありました。ただクィディッチに欠かせない黄金のスニッチはまだなく、それが登場するのは13世紀の半ばを過ぎてからです。
黄金のスニッチ登場
現在は保護鳥になっている黄金のス二ジェットは当時、北ヨーロッパのどこにでもいる鳥でした。
超小型でとても速くてすばしこいので、ス二ジェットを捕らえることが魔法使いの自慢でもありました。
1100年代の初頭からス二ジェットを捕らえる「ス二ジェット狩り」が盛んに行われていました。ですが小鳥を殺すことや昼間に行われるス二ジェット狩りでマグルに箒を目撃されてしまうことから、非難されることもありました。
ス二ジェット狩りは当時人気のスポーツだったので非難されても中々抑えることはできませんでした。
そんなス二ジェット狩りがクィディッチに出会うのは、1269年のクィディッチの試合でした。
この試合で魔法使い評議会委員長のバーバルス・ブラッグがかごに入ったス二ジェットを持ってきて、選手たちに、試合中にこのス二ジェットを捕まえたものには150ガリオンを与えると言いました。
すると選手たちはクィディッチそっちのけでス二ジェットを追いかけまわして試合どころではなくなりました。そしてこの評議会委員長の思い付きがクディッチのやり方そのものを変えるきっかけとなったのです。
それ以来クディッチの試合には必ず1匹のス二ジェットが放たれ、各チームの1人の選手がス二ジェットを捕まえることだけに専念するようになりました。
ス二ジェットが競技場から出ていかないように観衆が「はねつけ呪文」かけ、捕まえるとブラッグ委員長の150ガリオンにちなんで150点が与えられます。
しかしス二ジェットの数があまりにも少なくなったこともあり、クィディッチにス二ジェットを用いることが禁止されました。
そしてス二ジェットの代わりとなるものを必死で探しているとき、ゴドリックの谷の魔法使いボーマン・ライトが黄金のスニッチを発明したのです。
金属呪文に優れていたライトはス二ジェットと全く同じ重さで、ス二ジェットと同じく関節が回転する銀色の羽で、稲妻のようなスピードで正確に方向転換することができるものを作りだしました。
しかも、競技場内にとどまるように前もって魔法がかけられています。この黄金のスニッチが誕生したことで、300年を経て進化したクィディッチに一区切りつきました。
ハリーポッターの映画クィディッチ名シーン
映画でハリーがクィディッチをしているシーンは印象深く残っていますが、全ての映画にクィディッチが出ているわけではありません。
ハリーはホグワーツに入学するまではマグルの世界にいたので、当然クィディッチのことは知りません。
そのハリーがなぜクィディッチの選手になったのかは、マグゴナガル先生が関係しています。
もともとクィディッチ好きでグリフィンドールの寮監でもあるマグゴナガル先生は、ハリーが箒の才能があることを見抜いてグリフィンドールのクィディッチチームに加えたのです。
それもクィディッチの花形であるシーカーというポジションに、です。シーカーは身軽ですばしこくなくてはいけなくて、それがハリーにぴったりだったのです。
今まで一年生はシーカーにはなれなかったのですが、マグゴナガル先生がダンブルドア校長に話をして、100年ぶりに一年生がシーカーになりました。
そして自分の箒をもっていなかったハリーは、マグゴナガル先生から「ニンバス2000」というすばらしい箒をプレゼントされました。ニンバス2000をあっという間に乗りこなしたハリーはその後マグゴナガル先生の期待通り、シーカーとして素晴らしい活躍をします。
チームクィディッチのメンバーを紹介ユニフォームグリフィンドールスリザリン
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