【ハリーポッター登場人物】バーテミウス・クラウチ・シニアの人物像|魔法界のエリートが辿った末路とは

バーテミウス・クラウチ・シニアはどんな人物?


バーテミウス・クラウチ・シニアは、魔法省のエリート官僚で国際魔法協力部部長の地位にあります。

水中人(マーピープル)のマーミッシュ語や小鬼(ゴブリン)のゴブルディグック語など200か国語以上を話すことができ、魔法の実力も高い人物です。

クディッチ・ワールドカップでは、多くの魔法使いがマグルのおかしな恰好をしているのに対し、マグルのスーツとネクタイで現れた姿は銀行の頭取だといっても通用するほど非魔法族の服装の規則を完璧に守っていました。

魔法界にパニックと恐怖を引き起こした第一次魔法戦争時、クラウチは魔法法執行部部長として頭角を現しました。

闇祓いたちに対して、死喰い人を捕まえるのではなく、許されざる呪文を使用する許可を与える「暴力には暴力を」という冷酷無情な処置を取っていました。シリウスを裁判なしにアズカバンに投獄したのもクラウチです。

そのやり方は多くの魔法使いたちが支持し次期魔法大臣と注目されていましたが、息子のバーテミウス・クラウチ・ジュニアが死喰い人として逮捕されたことをきっかけに人気が大きく落ち込み、国際魔法協力部に左遷されました。

クラウチ家はイギリス魔法界の名家

クラウチ家は純血の聖28一族の名家です。同じ聖28一族のブラック家、ヤックスリー家、ウィーズリー家、ロングボトム家などは姻戚関係にあたります。

しかしバーテミウス・クラウチ・シニアは息子バーテミウス・クラウチ・ジュニアに殺され、1995年にバーテミウス・クラウチ・ジュニアはディメンターに魂を吸い取られてしまいます。

この出来事により、純血の家柄でも旧家とされる家系が途絶えてしまいました。

息子(バーテミウス・クラウチ・ジュニア)に行った仕打ちとは

次期魔法大臣と注目されていたころ、息子のバーテミウス・クラウチ・ジュニアが死喰い人として逮捕され、その後自らの手で裁判にかけアズカバン送りにしました。

しかしそれを嘆き悲しんだ妻の最期の願いとして、息子をアズカバンから脱獄させます。妻は自分が間もなく死ぬことが分かっていたので、飲むと他人に変身できるポリジュース薬で息子と自分の姿を入れ替えたのです。

そして妻の姿をした息子をバーテミウス・クラウチ・シニアは密かにアズカバンから家に連れて帰りました。息子に入れ替わった妻はその後もポリジュース薬を飲み続け、息子の姿のままアズカバンで亡くなりました。

その後バーテミウス・クラウチ・シニアは息子におとなしくするよう服従の呪文をかけ、屋敷しもべ妖精に監視と世話をさせていました。

ヴォルデモートとの服従関係について

バーテミウス・クラウチ・ジュニアが生きていること、今でも闇の帝王に忠誠心があることを知ったヴォルデモートは、ある夜遅くクラウチ家を訪れます。

玄関に出たバーテミウス・クラウチ・シニアはあっという間にヴォルデモートの服従の呪文にかかり、今度は父親が幽閉され、管理される立場になってしまいました。そして息子は解放され本来の力を取り戻します。

初めのうちはいつも通り魔法省へ勤務するよう服従させられていたバーテミウス・クラウチ・シニアですが、服従の呪文に抵抗しはじめます。

それに危機を感じたヴォルデモートは自宅に居続けるように服従し、ヴォルデモートに仕えているワームテールに監視させますが、十分に警戒していなかったためバーテミウス・クラウチ・シニアは逃げ出します。

最期は息子の手によって殺害される

ワームテールの監視から逃れたバーテミウス・クラウチ・シニアはホグワーツに向かいます。ダンブルドアに息子をアズカバンからこっそり連れ出したと自白するつもりでした。

それを知ったヴォルデモートはバーテミウス・クラウチ・ジュニアにホグワーツで待機するように命じました。

それから一週間後バーテミウス・クラウチ・シニアがホグワーツの校内に入ってくるのを確認した息子は父親を殺し、遺体をハグリッドの小屋の前に埋めました。

バーテミウス・クラウチ・シニアは息子で死喰い人であるバーテミウス・クラウチ・ジュニアによって殺害されたのでした。

登場作品・俳優・吹き替え声優まとめ

登場作品ハリー・ポッターと炎のゴブレット(初登場)
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(言及のみ)
ハリー・ポッターと謎のプリンス(言及のみ)
ハリー・ポッターと死の秘宝(言及のみ)
俳優ロジャー・ロイド₌パック
日本語吹き替え佐々木勝彦

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